お祝いムードは、深い悲しみに変わった。二十九日、市立王子動物園（神戸市灘区）で死んだジャイアントパンダの赤ちゃん。お祝いの催しを計画するなどしていた地元住民や関係者は、かわいい姿を思い浮かべ「成長を楽しみにしていたのに」とショックを隠せなかった。 パンダにえさのササを提供している淡河町自治協議会（北区）の坂本正秀会長（６８）は「町内みんなが喜んでいたのに、本当に残念。来週、お祝いに行こうと決めていたのに…」。同協議会の「パンダの笹部会」の岩野憲夫さん（６１）も「悲し過ぎるわ」とつぶやいた。
Kobe Shimbun

落語家の案内で、川船からビルが林立する大阪市の中心部を望む、「落語家と行く“なにわ探検クルーズ”」の新型観光船「きらり」（定員４５人、１９トン）が披露された。９月１日の就航を前に、ほたるまち港（福島区）を発着点に試乗会が開かれ、招かれた幼稚園児らが船旅を満喫した。 きらりは、就航中の「キングリバー号」（１９トン）と同様に、橋げたの低い場所では水を取り込んで、船体を低くしてくぐる。ガラス張りの屋根は後部がスライド式に開閉し、景観がより見やすくなるという。
Yomiuri Shimbun Osaka

５月１０日、さいたま市の埼玉県障害者交流センターグラウンドに、初夏とは思えない冷たい雨が降り続いていた。北京パラリンピックのアーチェリー代表選手を決める国内最終予選。男子車いす部門は、二つの枠を３人の総当たりで争う。 その初戦。かじかむ指をカイロで温めた吉田信次（のぶじ）（６０）は、最後の１２射目の矢をつがえながら、頭の中で同じ言葉を繰り返していた。
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落語家の案内で、川船からビルが林立する大阪市の中心部を望む、「落語家と行く“なにわ探検クルーズ”」の新型観光船「きらり」（定員４５人、１９トン）が披露された。９月１日の就航を前に、ほたるまち港（福島区）を発着点に試乗会が開かれ、招かれた幼稚園児らが船旅を満喫した。 きらりは、就航中の「キングリバー号」（１９トン）と同様に、橋げたの低い場所では水を取り込んで、船体を低くしてくぐる。ガラス張りの屋根は後部がスライド式に開閉し、景観がより見やすくなるという。
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